山へようこそPLUS!!A

by 赤嶺

    

2016 2月 中国地方の雪山

【コメント】
 この4年ほど信州の冬山と縁が無く、特に12月〜2月の八ヶ岳とは疎遠になっている赤嶺です。
知っている方もたくさんいるかと思いますが、原因はすべて僕にあります・・・(反省)。
 2012年2月。せっかく買った冬用の登山靴(LA SOPRTIVA)が、これでもかっ!ちゅうぐらい足に合わず、
「小指がいてぇ・・・靴ずれじゃ・・・あいたっ!イタタタタ・・・」と半泣きで、何とか美濃戸口〜赤岳鉱泉〜行者小屋〜
地蔵尾根〜赤岳山頂〜文三郎道〜行者小屋〜赤岳鉱泉〜美濃戸口と縦走しましたが、「通信販売で靴を買ってはいけない!」
と痛切に反省しました。因みにこの靴は、後日清水さんにお買い上げいただきました。感謝!!
 2013年2月。発熱(インフルエンザ?)で赤岳鉱泉までも届かず、林道終点の堰堤手前で幕営。同行のメンバーに大迷惑
をかけてしまいました、ごめんなさい・・・。2014年12月は、北海道のスキー(もちろん仕事です!)で、高校生に良いとこ
ろを見せようとカッコつけて肉離れ・・・何ともみっともないことをしてしまいました。ホントすみませんでした!
 こんな具合で会の皆さんに迷惑のかけ通しでしたが、その反面、中国地方の山に出かける機会が多くありました。地理的
に近く、大人数での山行が可能というメリットも手伝って、中国地方の冬山の魅力を体験できました。
A日程
 2月19日(金) 11:50 氷ノ山自然ふれあい館(鳥取県若桜町)着
12:20 わかさ氷ノ山スキー場駐車場(600円)発 〜リフト(500円)〜
12:55 リフト上 着
13:00 リフト上 発
13:30 台地状の雪原
14:15 三ノ丸(1464m)
14:30 1450m地点(ここから引き返す)
14:45 三ノ丸(1464m)
16:05 リフト下 着(下山にはリフトは使えません)
*事前の予定は、翌2月20日(土)に登るつもりにしていましたが、予報は「雨」。ここに来て「雨男?」と思いましたが、
まずは登山口へと向かいました。すると、カーナビ(GPS)に無い新しい道路が出来、それが工事中。その上旧道に入った
らそっちも工事中。さらに土砂崩れやその恐れ等々で、登山口にたどり着くのがやっとでした。それでも、翌日の雨が確実
視されていたので、行ける所までと思って登ってきました。
B感想と記録(「山へようこそ」2月25日(木)本文)
 ここ数年、1月から2月にかけての冬山登山で中国地方の山に出かける機会が多くなりました。地理的に近く、標高もそれ
ほど高くない割に積雪量が多く、本格的な雪山登山が味わえる事が最も大きな理由です。また、山容や植生も信州の山々と
はひと味違った魅力があって、雪山初心者からベテランまでが楽しめるフィールドがたくさんあるんです!と言うわけで、
この2~3年で出かけた山々をいくつか紹介しましょう。  まず、なんと言っても中国地方の盟主・伯耆大山(最高峰は剣ヶ峰1729m、中国地方最高峰、鳥取県)です。日本海を寒
渡って来る気が大量の雪を運ぶ豪雪の山で、決して気象条件は良くありませんが、初心者向けから上級者、山スキーのエリア
までが凝縮された奥深い魅力を持った、西日本の冬山の本場です。  次に、中国地方第2の標高の氷ノ山(1510m、鳥取県若桜町・兵庫県養父市)。こちらも豪雪の山で、大阪や京都からの登
山者も多い人気の山です。スキーのリフトを使用して標高をかせぐ楽チン登山も出来ますが、山頂付近の広大な雪原をワカン
やスノーシューをはいて歩いていると、あまりの快適さと周りの山々の眺めに「ホントに雪山っちいいなあ」と感じさせてく
れます。と同時に「こらあ、吹雪いたらおおごとじゃあっ!方向がまったく分からんど・・・」とも。  岡山県と鳥取県の県境に存在感を示すのが上蒜山・中蒜山・下蒜山の蒜山三座(最高峰は上蒜山1202m、岡山県真庭市・
鳥取県倉吉市)です。昨年登った際は、膝上までのラッセルに鍛われ、張り出した雪庇に緊張感を味わいました。その南西
15kmほどに美しいブナ林で知られる毛無山(1218m、岡山県新庄村・鳥取県江府町)が静かにそびえています。山頂から
の中国地方の山々の一望は一見の価値大いにありです!!  他にも三瓶山(1126m、島根県大田市)や恐羅漢山(1346.4m、島根県益田市・広島県太田町)といった、雪深く魅力
的な山々が我々を待っています。もちろん、下山後は温泉と美味い地酒、そして日本海の海の幸で締めくくるんです。どう
です、登ってみたくなったでしょ!?

Cアラカルト
◎山名の読み方
 ・伯耆大山 ほうきだいせん
 ・氷ノ山  ひょうのせん
 ・蒜山   ひるぜん
 ・毛無山  けなしがせん
 ・三瓶山  さんべさん
 ・恐羅漢山 おそらかんざん

◎下山後のお楽しみ!
 ・温泉 〜「若桜ゆはら温泉」登山口駐車場から車で10分、400円(モンベルクラブ会員200円)
 ・鳥取市内 〜 車で1時間程度。地魚の美味い店多々有り!!
 ・かにっこ館(カニの水族館、これはオモシロイ!!)、海産物市場、「スタバ」は無いけど「すなば」はあるよ!の
  「すなば珈琲」。この3つが1箇所にあって、水族館のすぐ横でカニをむさぼり食うおいさんたちの姿は何とも・・・。
  また、「すなば珈琲」もなかなかGOOD!!
 ・鳥取砂丘、白兎神社(因幡の白ウサギ伝説)も近い。

位置図(クリックして拡大)

リフト上(1190m)

登り初めて15分、氷ノ山山頂を眺める
三ノ丸山頂の避難小屋が見える
快適な雪原が続く
青が美しい!!
それでも、積雪は例年の半分だそうです。
三ノ丸山頂から氷ノ山を眺める
今回はここまで・・・
スキー場まで戻ってきました。ここで下山報告!
「スタバ」は無いけど「すなば」はあるよ!
おまけ!
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