2月例山行  寂地山(1,337m)

【メンバ-】

 CL:M田t、SL:S水、I藤t、A田、Y本i、O田m、Y井n、O下、M山、Bナードk、I東d(体験)



【山行記録】

・2月2日(日)
 6:00 松ノ木峠〜8:45 冠山〜10:28 寂地山〜11:45 みのこし峠〜13:45 寂地峡駐車場



【コメント】CL:M田t

 当初、くじゅう山系と決まっていた今回の例山行。豊嶺会に入って初めての例山行のCLということで、数か月前からああでもないこうでもないと考えていたところ、SLのS水さんから「今年は暖冬でくじゅうでは豊かな雪も期待できないことから、ちょうど2年前の例山行で宿題となっていた寂地山に変更しないか」との提案が。早速、一夜を語る会の出席者にも相談し、急遽山口県、広島県、島根県の県境付近にある寂地山と安芸冠山へと変更させていただきました。
 長期予報では雨の可能性もありましたが、結果当日は寂地山、安芸冠山それぞれの山頂で見事な樹氷に加え、20~30cm程度の積雪と、アイゼンもワカンも不要で雪の感触を楽しみ、2年前の宿題を花丸で終えることができました。




【コメント】O田m

久しぶりに例山行に参加し、山口県と広島県の境、寂地山と冠山に行ってきました。

〇例山行に参加するまでの日々
・今年は暖冬だから、例山行の日は山に雪がないのではないかと思っていた。
・冬山はとても綺麗で好きなので、準備する時も、楽しみでしかたなかった。

〇例山行1日目(夕食と宿泊)
・山賊砦というレストランで山賊焼きと山賊おにぎりを食べた。
メニューの中に山女(やまめ)の塩焼きがあり、それを山女(やまおんな)の塩焼きだとAさんが言いだし、後日、別冊山女を発刊していた。
個人的な感想だが、別冊山女という名前は昭和を感じる。
・深谷峡温泉清流の郷に宿泊したが、ロッジは快適だった。Aさん、お酒の差し入れ、りがとうございました。

〇例山行2日目(登山)
・登山口までは雪がなかったが、登り初めて30分ぐらいで雪があり、頂上に向かうにつれて、周りも明るくなり、絶景が広がっていた。やっぱり冬山はいいなと思った。
・別冊山女の撮影会に僕が映り込んでいるから、退いてくれと言われた(涙)
・樹氷と霧氷の違いについて語り合った。詳細は別冊山女にて!
・下山の途中で寂地峡の五竜の滝があり見応え十分で、冬山と渓谷登山の2倍楽しめる登山であった。

〇例山行の次の日
・みんなにお土産を買おうとしたら、たいしたお土産がなかったので買わなかった。
そしたら、次の日に教育長が「みんなに配ってくれ」と萩市の吉田松陰串だんごというお土産をくれた。みんなに配ったら、「これお前のお土産じゃないのか」とみんなから言われた(涙)

〇最後に
・リーダー(M君)、サブリーダー(Sさん)、計画から当日山行まで大変お世話になりました。おかげでとても良い時間を過ごすことができました。
特にリーダーのM君は計画書をちゃんと作り、何度も途中経過のメールをくれ、ちゃんと仕事をしてるのかなと心配になるくらいでした。
またいっしょに山にいきましょう!




【コメント】M山

 会員になって初めての例山行。暖冬の今シーズン、雪あるかなと不安になっていたところ直前に降雪の便りが入りました。

 6時、日の出前に出発。ヘッデンに照らされて白い地面が見えてくるとワクワクしました。キュッキュッと踏みしめながら登ると、徐々に深さを増す雪。登るにつれて霧氷もお目見えし、上も下も白の世界に。皆、時折足を止めて景色に見入りました。道中、いろいろな動物の足跡が登山道を先導していて、鹿?うさぎ?…熊??と口々に歩きました。キジ撃ちに行く会員を見つけて「熊出たー」と叫ぶ始末(笑) 登山道は動物にとっても歩きやすいようで、雪が降るとよくわかりました。寂地山頂までは先行者がおらずノートレースで、ふかふかの新雪を楽しめました。山頂付近でも25cmくらいの程よい積雪で、深雪ラッセルもなく、アイゼンを使う箇所もなく、終始快適な雪山ハイクとなりました。

 寂地山頂では、I藤さんが皆に作ってくれたラーメンをすすり、口々に「うめ〜」「沁みる〜」と感嘆。昼には陽が出てきて気温も上がり、木の枝から雪の塊がバラバラ降ってきて、どさくさに紛れて雪を投げたり、木を揺すって雪を降らせる人もちらほら。
 下山はA田さんオススメの寂地峡経由で。途中、濡れた降りの木道が今日一番の危険箇所で、全員手すりにしがみ付きながらそうっとそうっと通過しました。クライマックスは五竜の滝。渓流が作るいくつもの滝は見ごたえあり、山行のラストに相応しく清々しい景色を見せてくれました。

 今回、CL M田さん、SL S水さんの計画は完璧で、2日間の全行程ほぼ時間通りに進行しました。ありがとうございました。前泊のコテージでは、皆で一つのコタツに入って飲みながら、他愛ない話をしました。こんな時間が心地よくて、豊嶺会入ってよかったなぁ…としみじみ思いました。皆一緒になって山と戯れ、山の先輩方からいろいろ教わり、仲間のありがたみを実感した2日間となりました。これからも会の仲間とたくさん遊び、たくさん学びたいです。


「山に感謝 仲間に感謝」




【コメント】Bナードk

 今回、私にとって雪山登山デビューとなった冠山・寂地山縦走。
(そして豊嶺会の皆さんとはじめてのお泊まり❤︎笑)

 1日目の夕ご飯に食べたおいしい山賊山女から始まり、11人みんなで無理やり入り込んだ夜のコタツタイム、全身に染み渡る朝ラーメン、つい幼心が擽られるフカフカな雪、可愛らしい動物の足跡、ホッとする白湯、綺麗な樹氷、I藤さんからのおいしい恵など本当に忘れられない瞬間が数え切れないほど沢山ありました。また、天候にも恵まれ、優しい日差しに照らされた頂上付近の雪道は、例年より少なめではあったものの、真っ白でフカフカでした。あまりに綺麗で夢のような光景だったので、私とMちゃんは我をわすれ、バフっと顔面から雪にダイブ。冷たかったです(笑 しかし、「そりゃ冷たいでしょ!笑」って頭の中で自分にツッコミを入れつつ、その雪の冷たさが実感させてくれた、あたり一面の美しい光景と気持ちがいい空気、今一緒に笑い合えている仲間がいる現実に幸せな気持ちでいっぱいになりました。更に、冠山と寂地山の登山道はなかなか冒険心を掴んでくれるものばかりでした。緩やかで、まるで物語に迷い込んだような美しい道もあれば、真っ暗なトンネルやツルッツルの板で出来た道もあり色んな意味でドキドキさせられました(笑

 その他にも、雪が多く厳しい環境を生き抜いている珍しい植物や、長い年月をかけ形成された滝と美しい渓谷、歴史を感じ様々な想像をさせてくれる石垣などにも圧倒されました。本当に自然や歴史が大好きな人たちを大満足させてくれる山行ルートになっており、とても楽しかったです。また、素敵な経験ができました。

 山っていいですね。

また、皆さんと山でお会いできるのをたのしみにしています。


【山行ルート・写真】
ルート
食事処「山賊砦」で初日の夕食
ロッジで即席飲み会。1名はすでに爆睡(←誰よ誰!?)
暗いうちに出発
しばらく行くと豊富な雪が
竹冠山集合写真
冠山と寂地山を結ぶ道のりは
ガラス細工のような樹氷
寂地山山頂に到着
白と青のコントラストが見事(...写真の色味...)
寂地山集合写真
ジブリも大集合
下山中の楽しみ:頭を打ちそうな手掘りのトンネルの先には...
見事な「五龍の滝」

GoPro 動画 by O田m
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