国東一斉登山: NO.3 文珠山(616m)

【メンバー】

 A嶺(CL)、T松、K原、N川、一般参加者10名



【登山行程】

 文珠仙寺駐車場(10:10)・・紫竹観音(10:34)・・清滝観音(10:41)・・文珠山頂着(11:19)・・山頂発(11:38)・・葛原集落跡(12:11)・・ゴロタ平着(12:23)・・昼食・・発(13:00)・・文珠仙寺着(13:33)・・参拝・・駐車場着(14:05)


・移動距離:4.6㎞ ・標高差:329m ・累積高低差:386m ・消費カロリー:1310kcal



【コメント】

 (A嶺:CL)
 話は1週間前の11月17日(土)に遡る。朝の7:51に電話が鳴った。
「おはよう!みんなどきいおっちょんのかえ?誰もおらんで!?」とT松さんの声だ。前夜飲み事だった私は冴えない頭で「え???なんのこっちゃろ?」といった感じで話を聞いていた。一斉登山は1週間後である。電話の向こうで、アッハッハッハと笑い声が!!どうやら1週間前倒し?で準備にかかってくれたようだ。T松さん、ありがとう!!

 さて当日、杵築市の駐車場を出発して文殊仙寺へ向かう道すがら、国東市富来浦から県道652号に入ると道の両側にとてもよくできた案山子(カカシ)の集団が迎えてくれる。それぞれにストーリーがあって面白い。ホント一見の価値ありですよ!!

 晴天!文珠仙寺の駐車場は思いのほか車が少なく、気持ちの良い静かな山になりそうな予感が。それぞれに準備を済ませ、トイレ横の登山口から入山して20分ほどで紫竹観音です。森閑とした空気の中、手を合わせて次は清滝観音へ。大きな岩屋にお堂が立っています。地元の皆さんの信仰の深さに思いをはせ、急登に取りつくと「や・ま・に・か・ん・しゃ!」「な・か・ま・に・か・ん・しゃ!!」と参加者のみなさんが、まるでおまじないのように唱えながら登ります。「良いなあ、この言葉!」なんて言われて、嬉しくなってしまいました。

 途中、参加者の間にK原君、N川さんが入ってサポートしながら順調に登って山頂着。山頂には枯れたシソの群落があり、私には全く分かりませんでしたが「シソのにおいがする!」なんて声も。T松さんの国東半島の歴史と地理、山の魅力の講話があり、先着していた佐伯山の会の皆さんに挨拶をして、記念写真を撮ったら葛原集落方面へ下山開始。赤テープとロープを頼りに、急傾斜を下って葛原集落に下りつくと、苔むした鳥居とその脇の仁王像が迎えてくれました。鳥居と仁王像の取り合わせが神仏習合と往時の集落の様子を感じさせてくれました。

 次に林道を歩いて「ゴロタ平」で昼食です。まれにみる登山日和に、霞むことなく姫島や周防灘の絶景を楽しみました。ゆっくりと昼食を済ませ、林道から山道をたどり風神岩との分岐から文珠仙寺方面へ。永代供養塔が見えたらもう少しです。境内に下りつき、みなさん鐘を突いたり参拝したり。一息ついて「知恵の水」をいただいて全員無事に駐車場着です。

 下山後、参加者の女性から「人生初登山でした。楽しかったです!」。また別の女性からは「登山を楽しいと思った自分にビックリ!また登りたいです!」と声をかけられ、地元国東市から参加の男性からは「地元ながら、初めてのコースでとても楽しかった!」、福岡から会のHPを見て参加された男性からは「昨日は祖母山でした。国東半島の山は面白いですね。ガイド本のQRコードの登山口案内が素晴らしい!また来ます。」等々の言葉をいただきました。そして最後に、ご夫婦で参加されたお2人から道の駅で「車エビ」と「ネギトロ」のお土産をいただき、とっても有意義で美味しい山行となりました。参加者のみなさん、担当会員のみなさん、ありがとうございました。多謝。



 ※今回のコースは、国東半島山ガイドのP22-23に記載しています。
出発前集合写真。今日のメンバーは概ね青系の上着で一致団結!?
清滝観音へ。太陽の光が神々しいですね。
山頂にて。
山頂でT松氏のありがたいお説教(もとい国東講座)
神仏習合・鳥居と仁王像。
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