【メンバ-】:CL:S水、I藤、A嶺、Y本、S原、T内、(M田お試し参加)
【コメント】
2月は、例山行の寂地山のCLとなっていたため、個人的な興味もあり「吉田松陰と幕末の旅」も合わせて企画させてもらった。
メインの例山行予定日の10日は、数日前から雨模様との天気予報であったため当初10日の寂地山登山を、11日に、10日は萩の旅をしてきた。
10日、予定通り早朝5:30分に日出町を出発し、雨の萩、明倫館に到着。
明倫館は、昭和初期、明倫小学校として建設され、その木造校舎は平成26年まで使用されていたが、
現在は、萩の世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」と『幕末ミュージアム』として開設されており、
産業近代化の礎を築いた松陰と日本の産業をけん引することとなった背景を勉強することができた。
冷たい雨がしとしとと降りしきる中で、萩城下町や近代化への痕跡を示す「萩反射炉」、「恵美須ヶ鼻造船所跡」「松下村塾」などを見学し、
歴史の重みと長州ファイブの偉業を感じ取ることができた。
10日の夜は、快適なバンガロー深谷峡温泉で、本日の復習と寂地山への予習で楽しいひと時を過ごした。
11日、宿を8時に出発、雪が多く深谷峡案内所に車を駐車し8:40分に出発、犬戻歩道入口に10時到着した。
ここまで、ひざ下の雪の深さあったものの、先行者が2名ありそのトレースをたどるものの少々時間を要してしまった。
犬戻歩道からワカンをつけたが、ところによりひざ上のラッセルとなり、かなり体力を要するようになる。
雪も強く時折強風も吹いているが、樹林帯であるため、そう気になるほどでもない。
先頭を交代しながら黙々とラッセルを行うが、林道の終点まで夏時間で45分かかる道も1時間30分かけても行きつかない。
林道の終点を通過したときは、12時を回っていた。
ここから尾根に取り付き急登となるが、雪が深くペースが上がらない。
先行者の2名も標高1000mあたりから登頂をあきらめ引き返してきた。
帰路の時間を考えると、タイムリミットは13時、行けるところまで行くことにする。
がんばって登るものの尾根から沢へと回り込む標高1050m付近でタイムリミットの13時となる。
冬の山はこんなもの、雪が多ければ状況に従うしかない!降りしきる雪のかなたに稜線がうっすらとうかがえるが、
この雪の量だとおそらく山頂までは、1時間以上はかかると思う。今回はここで敗退、次回の宿題としよう!
下山にもわりと時間がかかり、15:50に登山口到着。休憩もそこそこに、7時間にも亘るラッセルで喘いだ汗を深谷峡温泉で流し、大分へ!(CL:S水)
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