2017アルプス紀行その⑤北ア:槍ヶ岳
やっぱり私は、無茶男

 2017年10月7日-9日 秋の槍ヶ岳 S水

【日程】
10月6日(土)7:30出発 陸路で高山平湯温泉へ翌朝9:00着
10月7日(日)9:20発あかんだな駐車場⇒シャトルバス 上高地 10:00着
      上高地 10:30 → 徳澤(キャンプ場)12:30
10月8日(月)徳澤 5:30 → 槍沢ロッジ 6:40 → 殺生ヒュッテ 9:00 → 槍ヶ岳山頂 9:50  →槍ヶ岳山荘 10:20 → 横尾14:00 → 徳澤 15:00
10月9日(火)徳澤 6:00 → 上高地7:50 → 9:00シャトルバス上高地 ⇒ あかんだな駐車場 9:30
【コメント】
 槍ヶ岳(3,180m)は、文政11年(1828年)7月20日、播隆上人によって開山された。
 この播隆上人は、本会の古参のO田氏が、登頂を目指している笠ヶ岳(2,898m)も再興しており 山頂に仏像を設置するなど山と宗教と人との関わりを深く結びつけた僧である。
 槍ヶ岳に5回登頂しただけでなく、諸人が登山して、そこで念仏を唱えられるように、槍ヶ岳へ至る道を整備し、 山頂付近の険しい箇所には綱を張るなど、誰もが安全に登山できるように整備を行った僧である。
 私は、これまで幾度となく、南北のアルプスには足を運んでいるが、この槍ヶ岳の山頂に立ったことがない。
2年前、金沢で大けがをし、入院中に暇であろうと本会の現地会員、N島氏が新田次郎の小説「槍ヶ岳開山」を差し入れてくれ、 この本に触発され早く山頂に立ちたいとの思いが強くなり、今回の山行となった。
 行くのであれば、連れ合いにも上高地の紅葉を見せたかったので、強行軍であるが、 徳沢をベースキャンプに単独で日帰り登山を行うこととした。
 豊嶺会の例山行の大峰山と日程が重なり申し訳ない気持ちがあったが、この時期でしか見られない紅葉を楽しみたかったので、 A嶺会長に連絡を取り山行届とした。
 期待通り、秋晴れの中、槍ヶ岳山頂直下で渋滞に巻き込まれ、少々時間は要したものの、 槍沢では素晴らしい紅葉を見ることができただけでなく、播隆窟で念仏修行が行われたことの思いを馳せ、 開山されて189年、歴史の重みを一人で感じながら山行を行うことができた。
 ただ、あまりにも体調がよかったので、靴ひもをしっかり締めないまま登りに飛ばしすぎ、 登りの途中で両足のかかとに大きな豆を作ったため、下山時には、「ひいっ!ひいっ!」言いながらの我慢大会となってしまった。
 新人の方へ:コースタイムは、一般的でないので参考になりません。
河童橋
明神
横尾付近より屏風岩と南岳
紅葉の槍沢1
殺生ヒュッテ上部より富士山が望める
槍の穂先の登り
山頂直下のハシゴ
槍ヶ岳山頂
山頂より穂高連峰
坊主岩小屋より槍ヶ岳山頂を望む
槍沢の紅葉2
槍沢の紅葉3
朝の上高地から穂高連峰
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